ChatGPT旋風

ChatGPT旋風

今や猫も杓子も“ChatGPT”という感じで、このワードを聞かない日はないといっても過言ではないだろう。6月9日の読売新聞/東京版“USO放送”を読んで思わず吹き出してしまった。

ネコの痛みわかるアプリ

キャットGPTです

―開発企業

(アラン)

4月に『続・衝撃のChatGPT』と題して、こんなことを書いた。

丹念に下調べをし、自分なりに言葉を選び、文章を紡ぐなんてことは古臭い。大切なのはAIにいかに自分の意図した文章を、より早く、正確に書かせるか。そのためには、どんなキーワードをインプットすればよいか。そうした、よりテクニカルな事ばかりを、私たちは熱心に学ぶようになるのでしょうか?あまり想像したくない未来ですが…。

そんな未来が早くもやって来そうな気配をひしひしと感じる。「ChatGPT活用術」といった類の書物が巷にあふれ、ビジネス誌の見出しでも「ChatGPT完全攻略」「ChatGPT仕事術革命」等々。

いかにしてこのツールを使いこなすかという、テクニック絡みの話ばかりがどんどん前面に出てくる。まさに「雨後の筍」である。