ものがわかるということ(養老孟司 著)
本書は令和5年に出版された比較的新しいものだが、中身はこれまで養老先生が他の作品で語ってきた内容を「わかるとはどういうことなのか」という視点でまとめたという印…
ありふれた日常から考える
本書は令和5年に出版された比較的新しいものだが、中身はこれまで養老先生が他の作品で語ってきた内容を「わかるとはどういうことなのか」という視点でまとめたという印…
本著は内館さんの「高齢者小説4部作1」の最新版。初作の『終わった人』は小欄でも紹介させていただいた。 私はまだ「老害」という歳ではないという根拠のない自負から…
アメリカの社会哲学者であり港湾労働者でもあるエリック・ホッファー(1902~1983)の自伝。訳者は中本義彦氏。 社会の最底辺に留まることに拘り、独り学び、読…
フレンチシェフである三國清三氏の自叙伝。「北海道の貧しい漁師の子」だった同氏が、フランスそして世界が認める一流シェフに登り詰める波乱万丈サクセスストーリーであ…
苦手な科目といえば世界史。ろくに勉強しないまま私は社会に出た。最初は研究職だったから問題なかった。 しかし、20代半ばで国際営業に転じ、海外の人々と仕事をする…
先日の『人生案内』にあった30代前半の独身女性からの相談。「自分に何の価値があるのかわからないし、皆は何のため生きているのか?」という難しい問いかけだった。 …
まもなく還暦を迎えようとしているためか、最近は「老い」をテーマにした本に自然と手が伸びる。本著もまさにそれ。養老先生と4人の知識人による対談集だ。 禅僧、生物…
私も幼い頃、何度も読んだ絵本『エルマーのぼうけん』。その著者が今月11日に100歳で亡くなったことを知った。 ルース・スタイルス・ガネットさんいうニューヨーク…
ずいぶん前に「テルマエ・ロマエ」を映画で見てから、ヤマザキマリさんのお名前は頭の片隅にあったのだが著書を読むのは今回が初めて。 CARPE DIEMとはラテン…
本書が巷で話題になっていたので図書館で借りて読もうと予約したのが一昨年の秋。ようやく順番が回って来たのだが、私の後ろにはまだ300人以上が待っている。 という…