私の本棚

ものがわかるということ(養老孟司 著)

本書は令和5年に出版された比較的新しいものだが、中身はこれまで養老先生が他の作品で語ってきた内容を「わかるとはどういうことなのか」という視点でまとめたという印…

私の本棚

老害の人(内館牧子 著)

本著は内館さんの「高齢者小説4部作1」の最新版。初作の『終わった人』は小欄でも紹介させていただいた。 私はまだ「老害」という歳ではないという根拠のない自負から…

私の本棚

三流シェフ(三國清三 著)

フレンチシェフである三國清三氏の自叙伝。「北海道の貧しい漁師の子」だった同氏が、フランスそして世界が認める一流シェフに登り詰める波乱万丈サクセスストーリーであ…

私の本棚

教養としての世界史の読み方(本村凌二 著)

苦手な科目といえば世界史。ろくに勉強しないまま私は社会に出た。最初は研究職だったから問題なかった。 しかし、20代半ばで国際営業に転じ、海外の人々と仕事をする…

私の本棚

老い方、死に方(養老孟司 著)

まもなく還暦を迎えようとしているためか、最近は「老い」をテーマにした本に自然と手が伸びる。本著もまさにそれ。養老先生と4人の知識人による対談集だ。 禅僧、生物…

私の本棚

エルマーのぼうけん

私も幼い頃、何度も読んだ絵本『エルマーのぼうけん』。その著者が今月11日に100歳で亡くなったことを知った。 ルース・スタイルス・ガネットさんいうニューヨーク…

私の本棚

三千円の使い方(原田ひ香 著)

本書が巷で話題になっていたので図書館で借りて読もうと予約したのが一昨年の秋。ようやく順番が回って来たのだが、私の後ろにはまだ300人以上が待っている。 という…