続・衝撃のChatGPT

続・衝撃のChatGPT

文部科学省が「チャットGPT」について教育現場での取り扱いを示すガイドライン作成の検討に入ったり、今週月曜日には開発企業のアルトマンCEOが 岸田首相と面会したり。「チャットGPT」という言葉をよく耳にする今日このごろ。

先月「衝撃のChatGPT」でも書きましたが、この対話型AIはまさしく諸刃の剣です。ビジネス効率が格段に上がりそうな反面、人間の思考力や表現力が格段に下がりそう。

「読書感想文」は書けるし、「小論文」だってお手のもの。内容に関する「真偽の不確かさ」といった課題とて時間と共に解決に向かうでしょう。

そうなりますと、文章を書くといういわば「創造」の領域にまでも「効率」が入り込んで来るのでしょうか…。やがては「小説」だって書けるようになるのかもしれません。

丹念に下調べをし、自分なりに言葉を選び、文章を紡ぐなんてことは古臭い。大切なのはAIにいかに自分の意図した文章を、より早く、正確に書かせるか。そのためには、どんなキーワードをインプットすればよいか。

そうした、よりテクニカルな事ばかりを、私たちは熱心に学ぶようになるのでしょうか?あまり想像したくない未来ですが…。