小銃乱射事件

小銃乱射事件

痛ましい事件が起きた。昨日、岐阜の自衛隊射撃場で、実弾射撃訓練中に自衛官候補生が小銃を発砲し隊員2人が死亡。

すぐに思い出したのは、40年前に起きた同じような事件。山口の陸自射撃場で訓練中の二等陸士が64式小銃を乱射し隊員1人が死亡した。(陸士は精神疾患有と認定され不起訴)

この事件は強烈に私の記憶に刻まれている。というのも、そのわずか半年前に、私は同じ「64式小銃」を使った実弾射撃訓練を防衛大学校で受けたばかりだったからだ。(「防衛大学校(6)」参照

この訓練で私は初めて実弾を撃ち、その迫力と恐ろしさを全身で感じた。それだけに、「仲間の隊員が突然振り向き、銃口をこちらに向け発砲する」 そんなおぞましい光景をリアルに想像し背筋が凍りついたのだ。

今回の事件、その背景にはいったい何があったのか…。とにかく、こうした悲劇が繰り返されぬよう祈るばかりだ。   ーお亡くなりになられた自衛官お二人のご冥福をお祈り申し上げますー