今年最後の「子ども日本語教室」。担当はいつもの「ドヤ顔のMくん」。前々回は「まるばつゲーム」にすっかりはまり、前回は「プール帰りでお疲れ気味」…。
いつも勉強モードに切り替わらないまま時間が終了してしまうMくんだが、実はこの日が最終日。年内に杉並区から転出することになったのだ。
聞けば今年2月から教室に通い始めたとのこと。最初の頃は緊張しておとなしかったというから驚きだ。今のやんちゃぶりからは想像できない。
この日も最後の最後まで元気よくはしゃぎつつ、漢字のプリントなどを少しだけ学習。わざと回答を間違えるなどの「おふざけ」もいつも通りだった。
しかし、「おわりの会」で皆の前に立ち、寄せ書きを受け取り、簡単なインタビュー(いつ、どこへ引っ越すのですか?等々)に受け答えする彼はずいぶんと神妙な面持ち。
数分間の「セレモニー」が終わり、ひな壇から下りたMくんは、皆に見送られながら少し照れくさそうな表情で一目散に迎えに来たお父さんのもとへ走っていった。