まるばつゲーム

まるばつゲーム

前回の「子ども日本語教室」でも「ドヤ顔のMくん」を担当。これで3回目だが、果たして今日は机に向かわせることができるのか。

始業時刻になると、それまで教室の中を走り回っていた彼は、とりあえず私の隣の席についた。その後は雑談から入り、なだめすかして漢字プリントに向かわせる。

隣の机には同年代の男子2名、賑やかにやっている。そちらには気を取られないのだが、なぜかプリントは進まない。

そこで、勉強は半ば諦め「まるばつゲーム(三目並べ)」を教えてみたところ、彼は見事にハマった。

勉強後の「お楽しみタイム」でも、ほかの子供たちがみんなでUNOを始める横で、私とサシで勝負を続けること20分。

帰り際、私は先輩ボランティアの女性から「今日のMくん、ずいぶん一生懸命やっていましたね!」と声を掛けられた。「わたしもMくんはずっと担当していましたけどいつも落ち着かなくて大変でした…」と。

私は「まるばつゲームを教えたらハマりまして…。勉強でもあれくらい集中してくれるとよいのですが…」と苦笑い。