大還暦(島田裕巳 著)
島田氏の著作は『葬式は、要らない』をずいぶん前に読んで以来。大還暦という言葉は同氏の造語かな?と思いきや… 「十干と十二支とを組み合わせた干支による暦は、60…
ありふれた日常から考える
島田氏の著作は『葬式は、要らない』をずいぶん前に読んで以来。大還暦という言葉は同氏の造語かな?と思いきや… 「十干と十二支とを組み合わせた干支による暦は、60…
内田先生の著作は端から読んできたが、なぜかこの「天皇論」だけは、ずっと関心が湧かないままだった。 ビジネス界に身を置いていたせいだろう。天皇はあまりに遠い存在…
佐伯先生の本を紹介するのはこれで3冊目。斬新なタイトルにも魅かれて、思わず手に取った次第だが、いつもながら期待に違わず中身の濃い内容だった。 2018~22年…
本書の副題は「社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか」。私も全く同じ疑問を常々抱いていたので、思わず手に取った。昨年11月の発行で新鮮な情報が満載だ。…
今年1月末に閉館した「相田みつを美術館」を最後に訪れた際、館内の売店で思わず手に取り買ってしまった。著者の生前最後の本。 書家であり、詩人でもある相田みつをの…
就寝前の“くつろぎタイム”にピッタリのエッセイだった。群さんのお名前は『かもめ食堂』の著者として聞いたことはあったが、作品を読んだのは本著が初めて。 著者が「…
英語のタイトルは”How our bodies shape our minds” つまり「私たちの身体はどのようにして私たちの心を形作るか」について論じた本。…
文学界の巨匠小林秀雄と、同氏より30歳年下で最も多く対談相手となった同じ文芸評論家の江藤淳による対談集。 「美について(1961年)」から三島事件について語っ…
今年8月の小欄で『人新世の「資本論」(斎藤幸平 著)』を紹介した際に、私が最初に「脱成長」の思想に触れたのは水野氏の『資本主義の終焉と歴史の危機』だったと述べ…
老いと共に失われてゆく「性」をテーマにした作品。しかも、あの耽美派で知られる谷崎潤一郎という作家がどんな世界を描いているのか知りたくなった。 文庫本のタイトル…