今年1月末に閉館した「相田みつを美術館」を最後に訪れた際、館内の売店で思わず手に取り買ってしまった。著者の生前最後の本。
書家であり、詩人でもある相田みつをの珠玉の言葉が、喜・怒・哀・楽という４テーマに沿って並ぶ。
人はどう生きるべきかを問う「書」の数々、その一つ一つが優しくも迫力ある独特の書体と計算された余白をもって心の奥底に響いてきた。
人間としての本当の生き方を知るには、まずあるがままの自分と向き合わなければならない。それはカッコいい自分だけではない、醜い自分、人に見せたくない自分も含まれる。
そんな自分をまずは認めて、受け入れて、勇気をもってまずは最初の一歩踏み出そう！そう背中を押されたような気持になった。
『道』
歩くから道になる
歩かなければ草が生える
みつを
（ダイヤモンド社）