最近うちのマンションマネジャーはある一人のモンスター住民に疲弊している。彼の暴言や理不尽な要求に圧されているのだ。いくら「住民はお客様」とはいえ、これはカスハラ。
組合の理事会や総会はいつも彼の“独演会”。延々と当方への不満をぶちまけるは、このご時世に管理費を下げろの一点張りでごね続けるは、もう言いたい放題らしい。
他の住民もみな嫌気がさしているのだが、誰もこのモンスターを止められず、マネジャーはいつも“サンドバック”状態に陥る。
そう言えば、猛暑続きの昨夏、当時の理事長だった彼は、節電を盾に、ロビーのエアコンを稼働休止にした。
この不可解な措置に住民の不快指数は名実ともに爆上りだったのだが…。彼を制しようと立ち上がる住民はいまだに現れない。