島田氏の著作は『葬式は、要らない』をずいぶん前に読んで以来。大還暦という言葉は同氏の造語かな?と思いきや…
「十干と十二支とを組み合わせた干支による暦は、60年で一周する。これを還暦(かんれき)という。大還暦はそれが二周することを意味する」とウイキペディアに書かれていた。
本著は人生100年(いや、もしかしたら120年)時代を、どう生きてゆくのかについて、日本人の宗教や死生観の転換といった観点から論じたもの。
もし大還暦まで生きるなら、還暦はまだ人生の折り返し地点でしかない!言われてみれば当たり前だが、「還暦はゴール」という認識の私は少し驚いた。(ちくま新書)