吉野家の株

吉野家の株

吉野家の株を手放しました。その理由は、同社常務取締役が、4月に行われた早稲田大学の社会人向け講座で「生娘(きむすめ)をシャブ(薬物)漬け戦略」などと発言したこと。

このような人物が経営に参画している会社だと知って、すっかり応援する気がなくなってしまったからです。それに株主優待の内容も年々悪くなる一方でしたので。

朝日新聞の報道によりますと、この問題発言が出た講座の受講生らが6月20日、「発言への抗議と再発防止の対策を求める2万9200人分の署名を吉野家と親会社の吉野家ホールディングス、早大に郵送した」とのこと。

私もそうですが吉野家のファンとしては、おおいに期待を裏切られたのです。一方で、この失態を深く反省し、生まれ変わって欲しいとも思っている。3万人近い署名にはそんな思いがこもっているのではないでしょうか。

ところで、先日ひさしぶりに荻窪駅前の吉野家でお昼を食べました。たまたまだったのか、女性の一人客が多かったです。夏メニューの麦とろ定食が人気のようで、私もそれをいただきました。

帰り際に中年のサラリーマンらしきオジサンが入店、着席。水を運んできたスタッフに声がけの隙を与えず「アタマの大盛り、つゆだく!」と一言。

それを聞いた私は思わず、これぞ「ザ・吉野家」と心の中でつぶやいてしまいました。ふたたび株を買いたいと思わせるような会社になってくれることを期待しています。