投票率は低いほうがよい?

投票率は低いほうがよい?

先の参院選投票率は52.05%。安倍さん銃撃事件があったことで投票率は上向いたと言われていますが、それでも過去4番目に低いそうです。国民のおおよそ半分は参政権を行使しないとは…。

私はドイツに7年半暮らしましたが、その間に議会選挙が一度ありました。職場や友人のドイツ人たちの関心は非常に高かった。投票率も70%近かったように記憶しています。

世界には投票しないと罰金を科す国もあるようで、一概に投票率だけで外国と比較するのは乱暴ですが、それにしても「半分」というのは残念です。

しかし、今回の参院選では、今も昔も変わらぬタレント候補や、一風変わったユーチューバーの当選を目の当たりにすると、投票率はむしろ低いほうがよいのかも?と思えてしまいます。

なぜなら、もし、政治に無関心な「とんでもない人」が大挙して投票にいったら、きっと「とんでもない観点」で投票し、「とんでもない議員」を世に送り出す結果になる危険がある。

かなり傲慢な言い方になってしまいますが、関心がない人たちには、下手な行動に出ないでおとなしく黙っていてもらったほうがよいのかもしれない。(このように書いていて情けない気持ちになりますが…)

やはりここは未来を担う若年層に期待したいところですが、今回の選挙で18~19歳の投票率は34.49%とのこと。選挙のデジタル化など、早急に対策が必要だと思います。