男女共同参画白書

男女共同参画白書

「男女共同参画白書」の存在を最近知りました。これは、内閣府が男女共同参画社会基本法に基づき調査、作成している年次報告書。20年以上も前から発行されています。

この白書、男女共同参画社会の形成状況等について国会に報告し、 男女共同参画週間(毎年6月23日~29日)の時期に合わせて閣議決定するそうです。

令和4年版は6月14日に閣議決定されました。テーマは「人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~」

概要版をネットで見ましたが、なかなか面白い。人々の家族観や結婚観など、巷でよく耳にする話を裏打ちするようなデータが盛りだくさんです。

例えば、今の若者は「結婚しない」とか「恋愛に興味がない」といった話を耳にしますが、白書のデータを見ると、配偶者・恋人がいない男性(20代)は66%、同女性51%、結婚意思のない女性(30代)25%、同男性27%といった数字を確認できます。

こうした様々なデータを踏まえ、今回の白書は以下のような結論に。

・人生100年時代を迎え、日本の家族と人々の人生の姿は多様化し、昭和の時代から一変。

・このことを念頭において、誰ひとり取り残さない社会の実現を目指すとともに、幅広い分野で制度・政策を点検し、見直していく必要がある。

要するに、「多様化した家族や人生の姿」に対応すべしということでしょう。具体的にどのような政策が出てくるのか、今後の動きに注目してゆきたいと思います。

ところで、「人生100年時代における・・・」というテーマの白書ですが、冒頭に記載されている「男女の寿命」と題する図表をみると、平均寿命(女性)87.71歳(男性)81.56歳という数字が。

少なくとも男性にとっては、まだ人生は80年。「人生100年時代」の到来はまだまだ先のようです。

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かくと

かくと

「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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