安倍さんの国葬

安倍さんの国葬

昔よく「経済は一流、政治は三流」という言葉を耳にしました。自分の頭の中では、「政治は三流、だから政治家も三流」という感じです。

その三流政治家の親分である総理大臣ともなりますと、尚のこと好感がもてる人物が出てこないし、応援したいという気持ちになかなかなれません。

自分が成人になって以降の顔ぶれを振り返ってみても、中曽根、竹下と続き、平成の30年間では16人もの総理が入れ替わり立ち替わり…。

というわけで、まさか自分の人生において総理大臣の国葬を見ることになるとは思っていませんでした。

安倍さんには少し期待した時期もありましたが、モリカケ、桜を見る会といったスキャンダルもさることながら、体調を理由に二度も辞任したのがいただけません。

さて、国民の過半数が反対している国葬。私のような凡人の感覚からすると、安倍さん本人もご遺族も、こんな国葬ならやめて欲しいという気持ちになるのでは?

そのことを妻や息子に問うてみたところ、そんなことはあり得ないと一刀両断されました。

むしろ逆で、反対派の声など無視して強行せよと思っているはずだと。そんな軟なメンタリティーでは総理など務まらないとのこと。

なるほど、そうかもしれません。国葬として執り行ってしまえば、その事実は歴史に刻まれ、それは安倍家の誉れ。

世論の賛否がわかれていたなんてことは、どうでもいい。「戦後二人目の総理大臣経験者の国葬」、以上。三流政治の世界で、既成事実化は常套手段?