「子ども日本語学習支援ボランティア養成講座」が始まった。7月6日の初日は阿佐ヶ谷の産業商工会館に32名の受講生が集う。(「子ども日本語教室」2023-06-19 参照)
この日は「子ども日本語教室」の企画・運営に携わる嶋田和子(日本語教育実践家)さんによる講義。日本語支援の現状と課題について学んだ。
増える在留外国人に対して、国や地域、専門家、ボランティアなど多くの人々が関わりながら、日本語習得の支援をしてきた。
これからは日本語学習者を「社会的存在」と捉え、多様性と包摂性のある社会の実現に向けて「多文化共創」を進めてゆく。
あらためて感銘をうけたのは、嶋田さんらが「子供」に視線を向けている点。私など在留外国人と聞けば「大人」は想定しても「子供」の存在は忘れがちだ。
親の仕事などが理由で、いわば“自らの意志とは関係なく”日本に暮らしている子供たち。当然、支援についても大人とは違ったアプローチが求められる。
嶋田さんは今年喜寿を迎えられるそうだが、彼女の情熱溢れる活き活きとした語りは素晴らしい。20年も若い自分のほうが、逆に元気をいただいた。