久しぶりの面会

久しぶりの面会

先週の金曜日、約8カ月ぶりにグループホームで母と面会。もともと6月に予定していたのだが施設でコロナ陽性者が出たため、ひと月遅れに。

面会規制は大幅に緩和された。マスク不要、場所はロビーか施設の屋上庭。アクリル板など接触を阻むものは一切なし。時間もこれまでの15分から30分に延びた。

この8カ月間に二度の転倒(うち一度は骨折)があり、嚥下も悪く食事も細くなり、依然として不安を訴えることも多いと聞いていたのだが、車椅子の母は思ったより元気そう。

妹や私が「10」話せば「1」くらいは返って来る。顔色もよく、「お互いに歳をとったね~」とつぶやきながら微かに笑みを浮かべる瞬間もあった。

今後も会うたびに心身の状態は確実に低下してゆくことだろう。つまり常に「今がいちばん良い状態」になるわけだ。誰もが辿る道。

今回、新任の施設長にも会うことができた。若い男性だが人あたりもよく、介護経験も豊富で頼りになりそうだ。

これからも母を宜しくお願いします。彼に深々と頭を下げ、私は妹と二人、施設を後にした。