押し寄せる「手続き」(3)

押し寄せる「手続き」(3)

押し寄せる「手続き」(2)で書きました父の死後の手続きですが、ようやく行政関連については目途がついてきました。最も手間が掛かったのはやっぱり年金です。

関係書類を郵送した後、担当者から電話がかかってきまして、不足書類に関して説明を受け、1月下旬に返戻書類が手元に届きました。

ところで、この中に年金生活者支援給付金の請求があります。こちらは「請求したの翌月分からのお支払となりますので、速やかな請求手続きをお願いします」とパンフレットに書かれている通り、(月単位ですが)早く申請すればそれだけ支給開始が早まる模様。

そこで急ぎ準備し、1月29日(土)早朝に必要書類をポスト投函しました。区内ですから1月31日(月)には到着するはず。もし翌日の2月1日なら、たった1日ちがいで1か月分の給付金を逃してしまいます。

それから10日後、ようやく年金機構から郵便が届きました。てっきり審査結果が出たのかと思いきや、なんと「書類を受理しました」という確認書が1枚。

結局、書類を提出して受理されるというたったそれだけのことに約1か月を要したのです。

更には「これから内容を審査して具体的な支給金額などの決定とその通知までに1~2か月かかる」とその確認書に大きい字で印刷されていました。「その通知から実際の支払いがはじまるのに更に1~2か月かかります」とのダメ押しも。

これでは手続き開始から実際に入金されるまで場合によってはたっぷり半年近い時間を要することになります。

つまり、年金生活者が配偶者を失ったために半年も年金支給を棚上げされ得るというのです。年金以外に生活の糧がない人々が大半だと思うのですが、果たしてこれでよいのか…。

ちなみに、「1月の申請」に間に合わせたかった給付金ですが、残念ながらその甲斐なく、届いた書面に押された真っ赤な受付印の日付は2月1日でした。