今週の水曜日に杉並公会堂で開催されました。
地元の公会堂なので、子供たちのピアノや合唱コンクールなどで何度か出向いたことがありますが、「お笑い」を見に足を運ぶのは初めてのことです。
もともとコントや漫才が大好きでして、TVやYouTubeでよく見るのですが、「ライブ」を見る機会はそうそうありません。数年前に新宿「ルミネtheよしもと」に行ったのが最後です。
こうしたイベントは、郊外から都心へ「見に行く」ものとばかり思っていましたが、今回はこちらに「来てくれる」ということで、迷わずチケットを予約しました。
あいにく今週に入って、コロナ感染が爆発的に拡大しはじめましたので「もしかしたら中止かも」と心配しましたが、開催するとのことで、仕事を終えて急ぎ足で会場に向かいました。
私より先に会場に入った家族から「入口で登録あります」とLINEが。「何の登録だろう」と思いつつ会場に到着すると、コロナ対策のため座席番号とメールアドレスをココでオンライン登録してから入場せよ!と。
メガホン片手に、スタッフの方々が忙しく動きまわり、操作方法を説明したり、入力内容を確認したりしていました。ただ、来場者のみなさんは不意を突かれた感じで、もたもたしている人が多い。
もちろん、私はもたつくどころか、スマホ操作をする前に、まず老眼鏡をカバンから取り出すことから始めなければなりません。後から来た人にどんどん追い抜かれてゆきました。
せっかくのコロナ対策ではあるのですが、私のようにぐずぐずしている人が混雑を招き、結果的に入口が「密」になってしまっている始末。申し訳ありません…。それでも、関門をなんとか通過し、無事入場できました。
ライブはやっぱりいいですね。TVやネットで見ると全然ちがいます。ライブでは、芸人さんと観客の間に「コミュニケーション」が成立しています。双方向に行き交う、目には見えない「流れ」みたいなものがある。
TVやネットは一方通行であり、ネタが面白くなければ楽しめないけれど、ライブの場合はネタもさることながら、この「流れ」、つまり会場で生まれる独特の「間」や「呼吸」「空気」みたいなものが楽しい。
これはお笑いに限らないですね。音楽でも演劇でも、そこでは演者と観客が共同で紡ぎだす何かがあります。この何かを全身で感じられることが、ライブの醍醐味だと思います。
そして今宵も期待通り、会場に生まれた「空気」を楽しみながら、大いに笑わせていただきました!