続・荻窪の荻

続・荻窪の荻

昨年末の投稿「荻窪の荻」で、中央図書館に隣接する「読書の森公園」の「荻(オギ)」を紹介しました。小さな池のほとりに見つけた「荻(オギ)を植えました」という看板。

桃井第二小学校の裏庭(善福寺川に面した校舎裏)にも荻を見つけました。川沿いの歩道を歩く人に分かるように貼り紙がしてあったのです。

ちなみに、その貼り紙には荻窪駅北口広場にも荻が自生している場所があると書かれていました。今度、よく見てこようと思います。

実はあれからすっかり荻のことを忘れていたのですが、先日図書館へ本を返しに行った帰り、ふと思い出しまして、あの看板のところへ足を運びました。

写真にありますように、荻は元気よく育っていました。池の水面は蓮らしき植物で覆われ、公園内は緑にあふれています。

小さな子供たちが網を片手に「あっ何かいる!ザリガニだ!」と叫びながら池の周りを走り回っていました。

この小さな人口池では、さすがにザリガニはいないでしょう…と思いながら、子供たちの様子をうかがっていると、近くのベンチに無造作に置いてある小さな水槽が目に入りました。

驚いたことに、大きな金魚が一匹中に入っています。この池で捕ったのでしょうか?誰かが飼っていたものをこの池に放したのかも。それならザリガニだって誰かが…。

小学生の頃、ザリガニを捕りに友達とよく善福寺公園に行ったのを思い出します。糸に「さきイカ」を結び付けて水中に垂らすと、面白いようにザリガニが喰いついてきました。

子供たちがこうして自然と戯れている姿を見ると心が和みます。太陽の光をいっぱい浴びてぐんぐん育つ荻と、公園の中を元気よく走り回る子供たちの姿が重なって見えました。