K氏のご息女

K氏のご息女

職場の同僚だったK氏に、うちの娘のS高校進学を伝えた。実は彼のご息女・ご子息ともにS高校卒で、彼には、娘が第一志望をSに決めるトリガーとなるアドバイスをもらっていたからだ。

仕事にも語学にも秀でたK氏は現在もシンガポールに駐在し、国際ビジネスの最前線で活躍中。返信のメールに、ご息女が今春、教育学部大学院を卒業し小学校教諭として着任したとある。

「何もそんな大変な仕事に就かなくても…」というのがK氏の本音なるも、大学進学時から定めていたご息女の決意は固かったと。

私はそのくだりを読んで「本当に立派な志だ」と思った。娘も「そんなスゴイ先輩がいるのは誇らしい」と。

「いまどきの若者」といえばコスパ、タイパ重視といったイメージばかりが跋扈しているが、いつの時代にもこうした「次世代リーダー」たる若者がいるのだろう。

たぶんそうしたトップ20%のリーダー層が残りの80%を牽引することで社会は回ってゆく。

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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