評価と贈与の経済学(内田樹 岡田斗司夫FREEex著)

評価と贈与の経済学(内田樹 岡田斗司夫FREEex著)

学生の頃からずっと「もやもや」しっ放し、いまだに分かったようでわからないのが「経済」に関することです。

例えば貨幣。一体全体、いつどこで、どうやって生まれたのか?流通させる数量などはどうやって管理されているのか?

なぜ政府は1,200兆円もの借金ができるのか?もし、お札を印刷してその借金を返済したらどうなるのか?

為替相場が日々刻刻と動きます。1ドル110円近辺から、あれよあれよという間に130円になるのはいったいなぜなのか?

資本主義経済は終焉を迎えている?仮想通貨とは?年金は破綻する?そもそもGDPって何…。それこそ、何一つ自信をもって答えられません。

たぶん小手先のにわか勉強ではとても太刀打ちできないでしょう。「人類の経済活動」というものをとり広くとらえ、その「原点」を探り、歴史的な推移を学んでゆかない限り、何一つ理解できないような気がします。

では、具体的に何から手をつければよいのか?そんな時、たまたま書店で手に取ったのがこの本。お二人の対談なのでスラスラと読めます。

ユニークな視点で現代社会を分析しつつ、未来の社会のあり方を論じ、私たちのとるべきスタンスへの提言もちりばめられている。

なかでも第5章「贈与経済、評価経済」は、私の「経済」に対する探求心を大いに刺激しました。「人類の経済活動」の本義について語られている。まさに、「原点」の入り口を示してくれるものでした。

「経済」ってそもそも何だろう?そんな素朴な疑問に、わかりやすい言葉で答えてくれる本書のおかげで、私は“もやもや”解消のための勉強を(細々とではありますが)始めることになりました。(徳間書店)