荻窪のロゴマーク

荻窪のロゴマーク

今週の区報(広報すぎなみ)で、荻窪の地域ロゴマークの投票が始まったことを知りました。3つの候補から一つを選ぶとのことで、私もさっそくオンラインで投票。

ちなみに、この投票は荻窪に住んでいない方でも参加できますので、ご興味のある方は是非こちらにアクセスしてみてください。(3月11日まで)

◆荻窪の地域ロゴマーク決定投票

「唐突にロゴマーク?何のこと?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、杉並区では数年前から荻窪の新しいまちづくりに取り組んでいました。少し長いですが区が公表している資料から引用しますと…

杉並区では、地元発意のまちの将来像である「荻窪駅周辺地区まちづくり構想」(平成 27 年)の提案を受け「荻窪駅周辺のグランドデザイン」として、平成 29 年に「荻窪駅周辺まちづくり方針」(以下、まちづくり方針という。)を策定。令和 2 年 3 月にはまちづくり方針に掲げている将来像と目標である「歴史文化の薫り漂う、住んでよし、訪れてよしのまち」を実現するための「荻窪の歴史・まち・人を想う 15 の提案~「住んでよし、訪れてよし」のためのプラン集~」(以下、15 の提案という。)を策定した。15 の提案の 1 つである、「荻窪的デザインでいこうプラン」では「15 の提案に位置づく様々な提案プランを荻窪にふさわしい素敵なデザインのもと進める」としている。

杉並区「荻窪の地域ロゴマーク等制作業務公募型プロポーザル実施要領」より

というわけで、杉並区の中心である荻窪駅周辺のまちづくりに取り組むにあたり、まずはその旗印をしっかり掲げて進めましょうというわけです。

私も荻窪の住人としてこの件には当初から関心を持って見てきました。なかでも個人的に一番気になっているのが荻窪駅の高架化です。

実は私は高架化反対派。なぜなら、高架化すると駅の東西南北それぞれのエリアに根差して商売されてきた店が廃れてゆくような気がするからです。

駅により多くの商業施設が新設あるいは集約し、人々はますます駅に向かう。日本における東京一極集中のミニチュア版が荻窪地域における駅一極集中を加速するのではと。

一方で、いまだに昔の面影をのこしているような状況では、混雑の緩和は望めないどころか防災といった観点からも課題を残すことになりそうです。

区ではこうした「駅の高架化」のような案件を個別に取り上げず、今回のように総合的なプロジェクトとして包括し、「まちづくり」の一環として取り組もうとしているのはとてもすばらしい!

ロゴが決定したら、様々な課題への取り組みが具体的に動き始めることでしょう。引き続き注目してゆきたいと思います。