黙々と新人研修

黙々と新人研修

先週、マンション管理の新人研修を受けた。コロナ禍で延期されていたが、ようやく再開。私にも召集がかかり、西船橋の研修センターへ出かけた。

研修は2日間で小グループ制。集まった7名の「新人」、平均年齢は間違いなく70歳前後、私は最年少だ。全員男性で入社後1年ほど経過している。働く現場はそれぞれバラバラだ。

皆さん「孫がいる優しいおじいちゃん」といった穏やかな感じだが、無口でお互い積極的にコミュニケーションをとる雰囲気は、研修中一度も醸成されなかった。

昼食時でさえも、我々7名以外に誰もいない談話室で、配られたお弁当を各自が黙々と食べ、誰も雑談の口火を切ることはなかった。

これは自分が今までいた世界とは対極にあるのだが、なぜか「会話がなくて気まずい」という雰囲気そのものがこの集団から「醸成されない」ので、あまり不快感や違和感がない。

研修内容はとても有意義であった。講師陣の話も面白く、居眠りする者は皆無。2日目の実技では数時間立ちっぱなしだったが、どれも住まいに関することゆえ、プライベートでも役立つ情報満載で、あっという間に過ぎた。

少し不思議な、でも楽しい2日間だった。