ちょうど1週間前にグループホームに入所した母と面会してきました。昨年の12月の入所時以来ほぼ半年ぶりの再会です。(参考:「グループホームへ」2021-11-26 「グループホームで迎えた新年」2022-01-11 )
実は2週間前、主治医の先生から「本人の身体状況と、それを踏まえた今後の医療面での対応方針などをご家族と相談したい」とグループホーム長のTさんを介して連絡あり。
その日程調整を進める際、Tさんが気を利かせて下さり、「せっかく来所されるなら是非ご本人にもお会いになって下さい」と、母との面談も設定してくれた次第です。
コロナ禍で直接面会はずっと中断されていたのですが、2か月ほど前からようやくアクリル板越しでの面会が解禁になったとのこと。面会時間は15分、マスク着用、家族は2名までという条件付きです。
アクリル板で仕切られた専用の面会室は、まるで(映画やテレビドラマでしか見たことがありませんが)刑務所の面会室のようにも見えます。
もちろん、ドアは解放されていますので閉塞感はないし、照明は明るいし、窓もありますから、雰囲気は全然違いますけれど。
ただ、母がアクリル板の向こう側に介護士さんに手を引かれて現れた時には、「まるで囚人と面会する場面のようだね」と思わず妻と顔を見合わせて笑ってしまいました。
認知症の母はお陰様でずいぶん元気そう。こうしたスタイルの面会に最初は不安そうでしたが、話をするうちに少しリラックスしてきた様子。私たちの名前をまだ記憶していたのには少し驚きました。
この半年で、規則正しい生活、バランスのとれた食事、適度な運動やレクリエーションといった基本を介護、医療の両面からしっかり支えていただいているのが本人の様子を見ていてよくわかります。
これはやはり在宅介護では成し得ないレベルだとつくづく思います。母を支えて下さっている多くの皆さまへの感謝の気持ちで胸が一杯になりました。