視力検査

視力検査

定期健康診断を受けてきました。今回から受診する医療機関が変わったのですが、それに伴って視力検査の方法だけが変わりました。

これまでは、顕微鏡みたいな機器の前に座って、両眼で覗いてランドルト環(Cマーク)の切れ目を答えるという方式。

しかし、今回はスプーンのようなもので片目を隠して、3メートルくらい先に掲示されたCマークを見て「右」とか「下」などと回答する昔ながらの方式です。

あまりに久しぶりなので少々戸惑いながら目を凝らして前方を見るのですが、驚いたことによく見えません。「このあたりは0.6~0.7のところですが見えませんか?」と看護師さん。

「生まれてから今まで1.0を下回ったことは一度もなかったのに…」と心の中でつぶやきながら、半ば諦めの境地に。

帰宅して1年前の結果を見返したところ「(裸眼)右1.5-左1.2」、そのすぐ横には2年前の結果も記載されていて「同1.0-1.0」です。視力がアップしているのが少し不可解ではありますが、いずれにしても0.6はあまりに低い。

老眼が進み手元の小さい字が見えなくなるのは日々実感していますが、遠くのものまで見えにくくなっているとは感じませんし…。

でも視力が落ちているのは事実なのでしょう。自分は視力が良いと思い込んでいる上に、まだ日常生活に支障を感じないレベルであるがゆえに、自分自身の「実感」と客観的な「実測値」のギャプをより大きく感じたのだと思います。

高齢者ドライバーの事故が社会問題になっていますが、背景には似たような事情がありそうです。視力もそうですが、瞬時の判断力なども確実に落ちているはず。でも、本人は「そんなはずはない」と思っているうえに、「実感」もない。

これを機会に自分自身の身体機能や能力に関しては、思い込みや過信を捨てなければならないと痛感しました。