カタカナことば

カタカナことば

先日ラジオから「クラフトビール」という言葉が聞こえてきました。頻繁に耳にするこの単語、実はどんなビールを指すのか知らないことに気づき、慌てて調べた次第。

そして「生」ビール。こちらも、何をもって「生」と称するのか正確には知りません。意味もわからずテキトーに使っている言葉、結構ありますね。特にひどいのがカタカナことば。

ポタージュやカフェオレは知っていますが、モチーフやデフォルメはちょっと自信がありません。エートス、ロゴスなどギリシャ語系はもうお手上げです。

会社では、売上は伸びないのに、カタカナことばの伸びはめざましいものがありました。

かつてスキームという言葉が職場使われはじめた頃の不快感もつかの間、あれよあれよという間にビジネス現場の会話はカタカナで埋め尽くされてしまいました。

名詞が置き換えられていた段階はまだマシで、今では動詞までカタカナ化してしまった。「合意して、確定する」のではなく「アグリーしてフィックスする」時代になりました。

ここまで来ると随分とフワフワした感じ、薄っぺらく、重みがないように感じるのですが、これは自分が時代についていけてない証なのでしょうか…。