手術の日をむかえました。
「金曜日11時45分からの予定ですので10時45分頃までに こちらのナースステーションにお越しください。変更がある場合のみご連絡さしあげます。」
とのことでしたので、電話の着信がないことを確認して予定通り病院に向かいました。
病棟に着くと すぐにソーシャルワーカーとの面談がありました。リハビリテーション病院への転院など 退院後の方針について小一時間の相談です。
やがて時計の針は11時30分を回り、そろそろ呼び出しかなぁと思いつつ待つこと1時間。予定時間はとっくに過ぎていますが音沙汰なしです。
きっと、急変やらコロナやらでなかなか予定通りいかないのだろうなぁ、と思っていたところに ようやく「開始時刻は13時過ぎになりそう」との連絡。父の発熱が昨日からずっと続いているので、その原因調査やPCR再検査による遅れとのことです。
午後1時30分ようやく手術室に入りました。退出は3時13分、その場ですぐに先生から 手術は無事成功した との説明をいただきました。
当初全身麻酔になる可能性もあると聞いていたのですが、幸い局部麻酔で行けたとのこと。
おかげですぐに手術直後の父とも話しができました。酸素マスクや点滴など管がいっぱいついていましたが、本人は顔色もよく いたって元気です。
それにしても、コロナで医療体制がひっ迫するなか、こんなにスムーズに手術まで漕ぎつけたのは素人の私には「奇跡」としか思えませんでした。
父の容体を連絡してくれたヘルパーさん、
昼休み返上で往診対応をしてくれた看護師(妻)と先生、
突然の受診にもかかわらずすぐに入院調整までして下さった整形外科の先生と職員の皆さん、
車いすの移乗を笑顔で手伝ってくださったタクシー運転手さん、
てきぱきと気持ちよく対応してくれたA病院の先生方と看護師の皆さん、
本当にありがとうございました。
プロフェッショナルである皆さんの「やさしさと頼もしさ」に心が震えました。
最後に、パニック状態になりながらも諦めずに電話をくれた認知症の母にも 心から感謝したいと思います。