トラブルといえばトイレ

トラブルといえばトイレ

今朝9時20分ヘルパーさんから電話が。また、母が何かトラブルを起こしたに違いありません…。

やっぱりそうでした。「トイレが詰まっているようで、床にも水が溢れていて…ご対応をよろしくお願いします。」

これまでは、父が誤ってオムツを流してしまう、あるいは大量にトイレットペーパーを流すなどして、よく詰まらせていました。

ラバーカップを使ってすぐに解消する場合もありますが、そうは行かない場合も。

これまで、自分が記憶しているだけでも3回は専門業者に出動をお願いしたと思います。おおむね年に1回はプロに助けてもらっている計算です。

ただ、現在父はリハビリのため入院中ですから、母が何かやってしまったということでしょう。

母は父ほどトイレ関係のトラブルはありませんでしたが、そう言えば3か月前にリハビリパンツを誤って流してしまい詰まらせたことが。

認知機能は着実に低下していますので、そろそろトイレで何か起きてもおかしくないタイミングではあります。

それに、最近は突然の独り暮らしで不穏になることが多く、トイレの動作が思うように出来ない様子でもありました。

しかし、今はオムツやリハパンを使っていませんので「トイレを詰まらせる」といった類の失敗は考えにくい。

父のように大量のトイレットペーパーを流すといったこともないと思います。

私は電話を切ると、憂鬱な気分で実家へ向かいました。

部屋に入ると、母はいつも通り不安そうに椅子に腰かけています。何が起きたのかを尋ねても本人は全く覚えていません。

トイレを見ると、ヘルパーさんが片付けてくれたようで、床の水はきれいに拭きとられていました。母のぬれたスリッパが壁に立てかけて干してあります。

便器の状態を確認しましたが、詰まったような形跡は全くなし。一度レバーを引き上げて流してみましたが、水流はスムーズです。

すると次の瞬間、水が上から滝のように流れてきました。

なんと、排水が詰まっているのではなく、便器と一体化している手洗い場から水があふれて流れ落ちてきたのです。

よくみると、その手洗い場の排水口(つまり、貯水タンクへ通じる口)にトイレットペーパーが詰まって「栓」をしている。

そのため、手洗い場の水受けが満水になるまでの数秒を経た後から水が溢れ出し、まるで便器が水浴びをしているような状態になってしまうのです。

思いもよらぬトラブルに少々驚きましたが、ラジオペンチで「栓」をつまみ出して瞬時に解決しました。

心配なのは、便器がいったい何回「水浴び」をしたのかです。これは、もう誰にもわかりません。

昨晩は異常ありませんでしたので、今朝までの間に母が一体何回水を流してしまったのか。

階下で水漏れが起きてしまうほどの水が流れ出てはいないと思うのですが…。大事に至らないことを祈るしかありません。

トイレと言えば排水の詰まりにばかり気を取られていましたが、これからは上の手洗い場にも気を付けないといけませんね!

またひとつ勉強になりました。