「非」真面目であれ!と部下を鼓舞する上司に仕えたことがあります。「不」真面目はダメだけど「非」真面目は良いと。「美か醜か」でも紹介したAさんです。
枠の中に収まってあまり冒険せず、地道にかつ従順にコツコツと…。Aさんの言う真面目とは、こんなイメージ。まぁ、これはこれで素晴らしいけれど、時には遊び心も大切だと。
型を破ってはみ出してみる、”Think out of the box”であります。既存の考え方に囚われず、 常に頭を柔らかく保ちなさいと。
但し「不」真面目はNGであり、これは「非」真面目とは違うと教わりました。なるほど、言い得て妙です。
不正、不良、不倫の「不」に対して、非日常、非課税、非常口の「非」はちょっとイメージが違います。
さて、当時の私は「非」真面目を実践出来ていたかと言われれば、あまり自信はありません。「非」真面目を心掛けてはいましたが…。
どこまでが「非」で、どこからが「不」なのか。その境界線はよくわかりませんが、「非」と「不」は「似て非なるもの」であることは確かです。