大回り乗車

大回り乗車

八王子と高崎を結ぶJR八高線。東京近郊の路線としては珍しく気動車が走っています。つまり、非電化区間があるのでディーゼルカーが活躍中というわけ。

かねてより機会があったら乗ってみたいと思っていたところ、今週の仕事が思いのほか捗り、金曜日午前中の予定がぽっかり空いたので、とにかく行ってみることに。

急ごしらえのプランは、荻窪から中央線で八王子。そこで八高線に乗り途中の高麗川まで。そこからは川越線と埼京線を経由して新宿に戻る約3時間のコース。

実はJR運賃計算には、首都圏の特定区間に限り「実際に乗車する経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃」が適用されるという面白いルールがあります。

俗にいう「大回り乗車」に適用されるルール。今回の場合、運賃は荻窪から新宿まで最安経路である180円です。但し、ルートは「一筆書き」である必要があります。

帰りは新宿から荻窪まで最短ルートの中央線で10分。つまり10分で行ける距離を3時間かけて大回り乗車し、運賃は往復180x2=360円という話です。

さて、残念ながら本プランで乗車した区間は全て電化されていまして、ディーゼルカーは高麗川で反対側のホームに止まっている姿を目撃するに留まりました。

後で確認したところ高麗川から先が非電化とのこと。360円という安さに油断して下調べもろくにせずに出かけましたのでしょうがない。

気を取り直して、新宿のおとなり大久保で下車。「都会のディーゼルカー」の代わりは、久しぶりのコリアンタウン散策に。