今年のカンヌ国際映画祭で、早川千絵監督の「PLAN75」が、新人監督賞の審査員から特別表彰を受けたというニュース。たまたまテレビで目にしました。
「PLAN75」は、少子高齢化が進み、75歳を過ぎた人が自ら生死を選べる制度が導入されたとの設定で、近未来の日本を描いた作品
FNNプライムオンライン
主演の倍賞千恵子さんが80歳になられたことと、その歳で主演という大役を担われたことに圧倒される思いです。
倍賞さんといえば、「男はつらいよ」の主人公“寅さん”のの妹“さくら”や「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」での高倉健さんとの共演など、山田洋二監督作品を通して私もたくさんの感動をいただきました。
「ご高齢でもあり、今は第一線からは距離を置いているのだろう」と勝手に想像していたのですが、とんでもない誤解でした。傘寿で主演、しかも40代の若手監督と共に国際舞台で特別表彰という快挙。
日本での公開は6月17日とのこと。高齢者への仲間入りが間近にせまった私としては、是非とも見てみたいと思っています。
さて、実はもう一つ気になっている映画があります。それは「ラーゲリより愛をこめて」。
原作は昨年末に荻窪ラジオでも紹介した小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」〈参考:収容所から来た遺書(辺見じゅん著)2021-12-23)〉
情報がネットで小出しに公開されていますが、主演は二宮和也×北川景子が夫婦役、公開は12月9日とのこと。
ニノ(二宮和也)はクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」で兵卒を好演していましたので、今回2度目の兵卒役をどう演じるのか楽しみです。