カレー曜日は水曜日

カレー曜日は水曜日

先日、新聞の投書欄で次のようなお便りを見つけました。

「わが家では、毎週〇曜日の夕食はお父さんが担当で、カレーライスを作ります。ちなみに、海軍では長期間の航海中でも曜日を忘れないようにするため毎週金曜日の献立はカレーライスだったそうです。」

といった内容でした。

「曜日を忘れないようにするため」の部分は「誤説」という話もあるようですが、それはともかく、これを読んで私も真似をしてみることにしました。

ひと月ほど前から毎週水曜日は私がカレーライスを作っています。ミッションは既に3回完遂済、今日はこれから4回目の任務が控えています。

私は料理を作るのも食べるのも好きなのですが、「作る」に関しては残念ながら苦手。才能もあまりなさそうです。

独身の頃はせいぜい野菜炒めとかパスタをゆでて既成のソースをかけて食べるくらい。結婚してからは料理の達人である妻に任せっきりです。時々、焼きそばやカレーライスを作ってみる程度。

ただ、(言い訳にもなりませんが)食器洗いは従来から積極的にやっています。学生時代に実験器具の洗浄を相当やっていたことが幸いし、洗い物は不思議と苦になりません。

それでも、5年ほど前に一度だけ、本腰を入れて料理にチャレンジしてみたことがあります。

まず手始めに、近所の保健所で開催された親子料理教室に娘と参加し「いわしのかば焼き丼」を作りました。ボランティアのベテラン主婦のみなさんに手取り足取り教えていただき、なんとか完成に漕ぎつけました。

その後は、みそ汁やゆで卵といった基本的なものから、煮魚、ハンバーグ、コロッケ、鶏のから揚げなど、手あたり次第 妻に教えてもらいました。

作り方をメモしたノートが今も残っています。しかし、それからが続かず、いつのまにか妻まかせに…。

そして今夏、「雇われない生き方」にライフシフトしたこともあり、再びチャレンジすることにしました。ただ今回はいろいろなものに手を出さず、カレーライスに集中です。

既に3週続けて作ってみて、同じメニューを週1回作るというのは適度な頻度でとても良い方法だなぁと実感しています。

料理下手の私でも、3度目ともなればさすがに要領を得てきます。まず、準備を含めて段取りがよくなる。良い意味で手の抜き方のようなものもわかるし、勘所みたいなものも少しはつかめてくる。

あれが足りなければ、これを増やしてカバーしようとか、この具材なら水を少なめにしようとか。回を重ねるごとに面白くなってきます。

それこそ、今は固形ルーからしか作れませんが、カレー粉から作れるくらいになれるかもしれません。楽しく頑張りたいと思います。