小林秀雄 江藤淳 全対話(小林秀雄・江藤淳)
文学界の巨匠小林秀雄と、同氏より30歳年下で最も多く対談相手となった同じ文芸評論家の江藤淳による対談集。 「美について(1961年)」から三島事件について語っ…
ありふれた日常から考える
文学界の巨匠小林秀雄と、同氏より30歳年下で最も多く対談相手となった同じ文芸評論家の江藤淳による対談集。 「美について(1961年)」から三島事件について語っ…
今年8月の小欄で『人新世の「資本論」(斎藤幸平 著)』を紹介した際に、私が最初に「脱成長」の思想に触れたのは水野氏の『資本主義の終焉と歴史の危機』だったと述べ…
老いと共に失われてゆく「性」をテーマにした作品。しかも、あの耽美派で知られる谷崎潤一郎という作家がどんな世界を描いているのか知りたくなった。 文庫本のタイトル…
新書コーナーで表紙を見て衝動買いしてしまった本。表紙と同サイズの帯も目を引いた。出版社の販売戦略にも“してやられたり”。 日本にいま必要なのは「訂正する力」で…
歳をとると自ずと「老い」をテーマにした本に関心が向く。本書の副題でもある「長い老後をいかに生きるか」などと、すぐに答えの出るはずもない問いを日々考えながら。 …
「ことば」そのものに興味がある私にとって、本書は知的好奇心を大いに刺激してくれた。 言語とは実に不思議なもの。本書の副題は「ことばはどう生まれ、進化したか」だ…
昨年7月の小欄で紹介した『評価と贈与の経済学(内田樹 岡田斗司夫FREEex 著)』を読んで「経済の原点は贈与にある」と学んだ。 「贈与」に始まった人間の原始…
歳とともに「老い」を実感し、それについて考えるようになり、それに関する本に思わず手が伸びる。本著もタイトルに惹かれて思わず手が伸びた一冊だ。 2年前の小欄で『…
本著はZ世代の息子からの推薦図書。インドを訪れた友人に薦められて読んだそうだ。今から30年前の1993年に発表され、翌年、毎日芸術賞を受賞した作品。 遠藤周作…
「火のおこし方から、イカダの組み方まで」という副題がついた本書は少年時代の私にとってはバイブル的な存在だった。 もし、水道やガスが止まっても、山奥に一人放り出…