私の本棚

氷川清話(勝海舟/江藤淳・松浦玲 編)

勝海舟はご存知の通り幕末から明治維新に活躍し、江戸城を無血開城に導いた幕臣、政治家です。この本は、晩年に海舟が赤坂氷川の自邸で語った談話集。 これまで、さまざ…

私の本棚

収容所から来た遺書(辺見じゅん 著)

「終戦の日に考える」でも述べましたとおり、私はノンフィクション、フィクションを問わず、戦争を題材にした作品に、多く接してきたように思います。戦争には私を強く引…

私の本棚

タテ社会の人間関係(中根千枝 著)

会社で働いていると、「組織」とか「人間関係」といったことに振り回されます。大企業では頻繁な組織変更や、部門間の対立といった組織の論理に翻弄され、中小企業ではも…

私の本棚

自助論(サミュエル・スマイルズ 著)

これは私の本棚に残っている最も古い文庫本の一つです。これまで海外転勤に伴う引っ越しを5回したのですが、その度に本を処分せざるを得ませんでした。本は手元に置いて…

私の本棚

ノースライト(横山秀夫 著)

あれはたしか、出張で海外に行く飛行機の機内だったと思います。「半落ち」という映画を見ました。 認知症が進行する妻に懇願され、嘱託殺人を犯す現役警察官の話です。…

私の本棚

稲盛和夫の実学 経営と会計(稲盛和夫 著)

かつて勤めていた会社の幹部研修で、講師からこの本を紹介していただきました。 その研修は選抜制で、毎月1回の週末が充てられ1泊2日の合宿形式で行われました。 約…

私の本棚

ノーベル賞の光と陰(「科学朝日」編)

今年もノーベル賞受賞者の発表が終わり、日本人では真鍋淑郎・米プリンストン大学上席研究員に物理学賞の授与が決まりました。 自然科学系での日本人受賞者はこれまでに…

私の本棚

私の個人主義(夏目漱石 著)

ある商談の日。予定より少し早く着いてしまったので、近くにあったブックオフに入りました。平日のお昼過ぎで店内の人はまばら。 通勤の電車で読めそうな文庫本か新書、…

私の本棚

考えるヒント(小林秀雄 著)

言わずと知れた名著です。私も以前からよく耳にしていましたが実際に読んでみたのは数年前のこと。義兄とひさしぶりに会った際に勧められました。 ちょうどその頃、世の…

私の本棚

生物はなぜ死ぬのか(小林武彦 著)

学生時代、私は生物が苦手でした。物理や化学は論理的で頭の中も整理しやすい。一方で、生物は仮に1つの法則が成り立っても、同時にいくつもの例外が立ち上がるようなイ…