部屋の整理をしていたら7年前に家族で葛西臨海公園に遊びに行った時の写真が出てきました。大観覧車の前で撮ってもらったものです。
「若かったなぁ…」と懐かしさに浸る間もなく、すぐにあることに気付いてしまいました。なんと、写真の自分が着ているパーカーは、いまも自分のクローゼットにあるものだったのです。
しかも、高級品だとか何か愛着があるといったものではなく、なんとなくユニクロで買って日常的に使っていたもの。
最近はさすがにデザインや色と年齢のアンバランスを感じ、あまり着る機会がなかったのですが、幸い体型はここ数年かわらないので部屋着で使うかもと思い、とってあるのです。
実は私は何でもさっさと廃棄するタイプ。職場でも書類や資料は用が済めばどんどん捨ててしまいますし、家でも使わないものはさっさと処分するほうです。
ときどき必要なものまで捨ててしまい周囲のひんしゅくをかうほど。それでも、身に着けるものや常時持ちあるく小物などはなぜか「物持ちがいい」のです。
冬のコートは20年、腕時計は25年。財布も20年以上使っていたものを2年前に買い換えました。直近では8年使った書類カバンがさすがにヘタってきましたので新たに1つ買い足しました。
「物持ちがいい」というのは「物を大切にする」という点では褒められるべき長所ですが、一方で、流行やトレンドへの関心が希薄になってしまうのも事実です。
では、買うときに長年使うことを念頭に、十分吟味して選んでいるかといえば、必ずしもそこまで考えてはいないですね。
「欲しいモノに出合う」でも書きましたが、長年愛用している物は「買った」というより「出合った」といったほうが正しいような気がします。モノとの「ご縁」とでも申しましょうか。
中でも「20年以上使っていた財布」はボロボロなのですが、どうしても処分できず、今も介護専用にして使い続けています。その理由は、また明日お話したいと思います。