二分の一成人式

二分の一成人式

今日は成人の日。私が新成人になったときは埼玉県に住んでいて、地元に親しい友人もいなかったので式典は欠席。代わりに、アルバイトで貯めたお金でようやく買った中古の軽自動車でドライブに出かけました。

30年以上も前のことで記憶が定かではないのですが、たしか妹と2人で広島まで随分長い距離を550㏄の小さな車で走破したかと。若かったなぁと思います。

成人式といえば最近は「二分の一成人式」も定着しつつあるようです。私も数年前に、娘の通う小学校で開催された式典に保護者として出席しました。

面白かったのは子供たちが一人ひとり将来の夢を一言ずつ発表する場面。クラスごとに舞台に整列し、集まった保護者や先生方に向かって「私は将来〇〇になりたいです!」と順番に発言するわけです。

このとき、「思いやりのある大人になりたい」とか「社会に貢献したい」といった、ずいぶん大人びた内容が多かったのには正直驚きました。

ところで、小学生のなりたい職業が第1位は2年連続でユーチューバーだったと昨年末の新聞記事に書かれていました。

ベネッセコーポレーションが小学3~6年16,531人から回答を得たそうです。2位漫画家・イラストレーター 3位芸能人とクリエイティブ系職業が人気とのこと。

女子は花屋さんや学校の先生、男子はプロ野球選手や電車の運転手が人気だった私たちの時代とは隔世の感があります。

さて、その二分の一成人式で具体的な職業を挙げた子も、もちろんいました。特に印象に残っているのが「牧師になって布教活動をしたい」と言った男の子と、「ニトリの正社員になりたい」という女の子。

この二人の発言に、私は「子供らしさ」を感じて思わず微笑んでしまいました。