無くなる仕事

無くなる仕事

雨上がりのスーパー。いつものことだが、店内は混雑、レジは長蛇の列。私は少しでも短そうな列の最後尾に並ぶ。しばらくして、後ろに並んだ二人の会話が聞こえて来た。

「やる気でないんだよね~。5年もたてばAIに抜かれるよ。だから、頑張れないよ…」

「ふ~ん、そうか…」

声の主は“駆け出しのアニメーター”とその母親だろう。声が若い彼はたぶん20代前半。自分の仕事がAIのせいで無くなる運命にあると母にこぼしているのだ。

でも、絵を書くことは大好きらしい。私は「好きならそれでいいじゃないか!余計なことは考えず、まずは好きな仕事に没頭してみれば」と思わず心の中でエールを送ってしまった。

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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