最後の教え

最後の教え

今年1月末、母が施設で転倒。その後、恥骨骨折と判明し、しばらく車椅子生活を送っていましたが、3月に入ってリハビリを開始。(「怖いのは転倒」「骨が折れていた」参照)

少しずつ歩き始め、精神的にも落ち着きを取り戻しつつあったようですが、先週、再び転倒してしまったとの連絡が入りました。

ホームのベンチに腰かけていたところ、バランスを崩し、前に滑り込むように倒れてしまったそうです。

下唇をあたりから若干の出血があったとのことですが、その後の昼食は問題なく食べたとのことで、今のところ他に痣などはなく痛みの訴えもなし。まずは一安心です。

ただ、こうした「事故」は、これから確実に増えゆくのだろうなぁと改めて思った次第。当然ながら心身の機能力は時間の経過とともに着実に低下してゆきますから。

こうした親の生き様を目の当たりにして思います。これこそが「死への階段を一歩ずつ登ってゆくということ」であり、子が親から授かる最後の教えなのかも、と。