早いもので母がグループホームに入所して1年が経ちました。入所後まもなく父が他界しましたので、それまで2人とも在宅介護していた時に比べれば負担が大きく軽減した1年。
それでも、母に関わる雑務から解放されることはありません。あいにくのコロナ禍で私たちが施設の中に入って直接お手伝いすることが出来ないのも歯がゆい限り。
初年度ということもあり、日々お世話をして下さる介護士さんのほうも母の反応を見ながら試行錯誤の繰返し。相当ご苦労をおかけしています。
さて、後期高齢者になりますとかなりの状態変化をきたします。55歳から56歳になるのと、86歳から87歳になるのでは、心身レベルの落差は比較になりません。
先日もホームから、「(母の)前歯が折れてしまいました」との電話がきました。「義歯をつくったほうがよいと思いますが、いかがしましょうか?」と。
あれだけ歯が丈夫だった母ですが、やはり着実に老化の歩みを進めていて、その歩幅は年々大きくなるのをあらためて実感しました。