WBCで侍ジャパンが王座を奪還しました。先日の小欄でも書きましたが、「勝って当たり前」のゲームで「勝つ」ことがいかに大変なことか。(参照:「勝って当たり前」)
それを見事にやってみせた。しかも、初戦から一度も負けることなく頂点を極めた。選手はもちろん監督・コーチ陣や関連スタッフの奮闘に、心から敬意を表したいと思います。
あまりにも大谷、ダルビッシュ、ヌートバーのメジャートリオにスポットライトが当たり過ぎた感はありますが、私は、彼らをヒーローたらしめたNPB選手たちの活躍ぶりに心を打たれました。
メジャー組にせよNPBにせよ、彼らは野球を職業としている人々であり、皆さん億単位の年俸を稼いでいるのだから、期待に応えて当然だという見方もあるでしょう。
しかし、たとえプロであっても、「世界」という大舞台では、そう簡単には行かないはず。
それは、一般企業で億単位の年俸を稼ぐ経営者やビジネスマンが、顧客に感動をもたらすような素晴らしい製品やサービスをそう易々とは生み出せないのと同じことです。
間もなくレギュラーシーズンが開幕。ひと回りもふた回りも大きく成長した侍たちを見るのが楽しみです。