へんな割印

へんな割印

デジタル化の波を受けて、ずいぶん押印の機会が減りました。特にお役所関係の書類は署名のみでOKというパターンが増えたと実感します。

そうは言っても契約書といった正式な書類には、やはりまだまだ赤いお印(しるし)がないと落ち着きませんね。

甲・乙それぞれ署名・捺印をし、その2部の頭を少しずらして重ね、ハンコを両方の紙に被せるように割印もする。

さて、割印といえば先日、変な割印を頂戴しました。あるお客様と契約書を交わすことになり、書面を2部お渡しし、署名・捺印・割印をお願いしました。

数日後にその書面が届いてビックリ。署名・捺印までは良いのですが、割印が変なのです。

つまり、この2部を重ねないで、一方をわざわざ上下逆さにして、もう一方の上の辺にピッタリくっつけて縦に並べ、その接線を跨ぐように押印しているのです。

このお客様は50代の男性。社会経験も十分おありのはずなのですが、いったいなぜ、こうも奇抜な割印をされたのか…。

さすがに、もう一度お願いする勇気は湧かず…。それに割印の目的は果たしていますので、このまま生かすことに。それにしても、こんな割印は生まれて初めてみました。