押し寄せる「手続き」(1)

押し寄せる「手続き」(1)

よく「現代」とか「ポスト」といった中高年男性向けの週刊誌が「死後の手続き」に関する特集を組んでいるのを目にします。別冊としても販売しているようですね。

いつか自分も必要になるだろうと思いつつ、これまで一度もこうした記事に目を通したことはありませんでした。

先日、父が突然逝ってしまったっわけですが、そうなりますと新聞の広告や書店の店頭などで、こうした文言がやたらと名に入ってきます。

ただ、今はこうした雑誌や本を買うまでもなく、インターネットでいくらでも情報が取れるのは実にありがたい。時系列でやるべき事がリストアップされているサイトがいくつもありますので、私はそこから使いやすそうなものを選んで印刷し、目下一つ一つ潰しています。

最初にやるべき死亡届から埋葬許可証の受理までは基本的に葬儀屋さんが全て代行してくれます。病院で死亡診断書を受け取ったら、その場で必要事項を記入し葬儀屋さんに渡せば完了。

それを持って葬儀屋さんは区役所に死亡届を提出し、火葬許可証の交付を受け、それを斎場に提出して荼毘。終了後直ちに埋葬許可証が発行され、それは骨壺と共に桐箱に納められたかたちで受け取りました。

いよいよこの先は自力対応。まず盲点だったのは母の実印です。死亡者の配偶者という立場ですので生命保険の請求や相続のために必要になることを知り急いで申請登録しました。

次に、父の戸籍謄本。これもかなり多くの場面で必要ですが、なんと死亡届が出されてから2週間ほど立たないと父の除籍が記録されず、謄本の写しがもらえないことが判明。

荻窪区民事務所の方が、お急ぎの場合は区役所の戸籍課に相談すれば早めてくれるとアドバイスをしてくれ、さっそく電話。すると、担当部署の方がすぐに対応して下さり、その日の午後には無事謄本が入手できました。

ちなみに、戸籍謄本の入手には1通450円の手数料がとられるのですが、年金に関する手続きの為に使う場合に限り手数料は無料です。このことを今回初めて知りました。(明日につづく)