開かずのレジ袋

開かずのレジ袋

今日は冬至。この日が来ると、なぜか根拠のない希望がわきます。きっと「明日からは少しずつ日が長くなる!」からなのでしょう。「底を打った」という感触。

景気や売上動向など、ビジネスの世界でも「底を打った」ら後は上昇に転ずるわけで、やはり気持ちが明るくなります。

「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉を最近学びました。これは冬至を表す言葉だそうで、「陰が極まって陽が来る」ということ。悪いことが続いた後に幸運が開けるという意味でも使われるそうです。

一方で「寒さ」はこれからが本番。暦の上でも来年1月20日には大寒が待ちうけています。

さて、「寒さ」も苦手ですが更に厄介なのが「乾燥」です。風邪を引きやすくなる、皮膚のトラブル、静電気…。

歳をとると指先が乾燥しますのでスマホやタブレットの操作がままなりません。買い物をした後、レジ袋や無料でもらえる小さなビニール袋が開けなくて困ります。

先日もスーパーマーケットであの小さなビニール袋に手こずりました。ロール状に巻いてあって自由に取れるのはよいのですが、切れ目がロールと一体化して全く見えません。

ようやく見つけても、それを上手く剥がして取り出せない。指を湿らせれば簡単にできるのでしょうが、コロナ禍で水を含んだスポンジは撤去。舌で指をなめるのも憚られます。

やっと袋が切り取れても、今度はそれを開くために手間と時間がかかります。指が袋を上滑りするばかり…。その話を妻にしたところ、早速「知恵」をさずかりました。

あのビニール袋を使うときは、冷凍やチルドの商品を買っているはず。そういう商品は精算を済ませる頃には大抵表面が少し濡れているので、そこに軽く触れて指を湿らすと良い。

なるほど!

また、最近はエコバッグ持参するので殆ど問題はないのですが、レジ袋もなかなか開けません。そちらの裏技も教えてもらいました。

これは左右の持ち手部分の付け根辺りを、それぞれ左右の手で持って広げるように引っ張ります。

すると、くっついている前後のシートにズレが生じ、両側に「ここを引っ張って下さい」と言わんばかりに小さな耳が立ち上がる。そこを突破口に引き剝がしますと簡単に開きます。

暮らしの知恵に感動!