駅のホームといえば1番線から始まると思いきや、中央線の岡谷で乗り換えた際に0番線を見つけた。
豊橋から飯田線を完乗し、同駅で乗り換えたときのことだ。お手洗いに行こうと案内標識に沿って進むと、正面に「0番線」の看板が見えた。トランクを引いた若者が停車中の車両に乗ろうとしている。
初めて見る「0」は新鮮だった。たぶん後からホームを増設する際、それが1番線側だったので、新設ホームを「0番線」にしたのだろう。それが合理的だ。
もし、改めて番号を振りなおすとすると、他の全てのホーム番号を変えなければならないが、「0」を新らたに設定すれば、既存の番号は触らずに済む。
それにしても「0番線」というのはちょっと神秘的な感じがする。どこか別世界に連れて行かれそうな…。
そういえば『ハリー・ポッター(J・K・ローリング)』にキングスクロス駅「9 3/4番線」というのがあったが、「0」もリアルに“魔法感”があると思った。