松山大耕さん(臨済宗妙心寺退蔵院副住職)のインタビュー記事を読んで仏教に「無財の七施(むざいのしちせ)」という教えがあることを知った。
お金や物を持たなくても実践できる七つの布施の行いで「雑宝蔵経」に説かれているそうだ。
・眼施(がんせ) 優しい眼差しで人に接する
・和顔施(わがんせ) にこやかな顔で接する
・言辞施(ごんじせ) やさしい言葉で接する
・身施(しんせ) 自分の身体でできる奉仕する
・心施(しんせ) 相手の為に心をくばる
・床座施(しょうざせ) 席や場所を譲る
・房舎施(ぼうしゃせ) 風雨を凌ぐところを与える
大いに共感した。特に私が気に入ったのは床座施。電車で席を譲るだけではなく、職場のポジションを次世代に譲ることも含まれるという指摘が素晴らしい。