面会延期

面会延期

グループホームに入所した母との面会を9月に予定していました。しかし、直前に入所者のひとりがコロナ陽性となり、面会は急遽中止に。

母は、普段その人と食事など座席の定位置が近かったそうで、濃厚接触者に。幸いその後は、特に問題なく過ごしているとのことです。

感染状況が落ち着きつつあるとは言え、やはり高齢者施設においては、まだまだ気が抜けない毎日。ましてや認知症患者の暮らしを支えるグループホームにおいては、対応の難しさや日々の緊張感は想像に難くありません。

スタッフの方々のご尽力には本当に頭が下がります。私もかつてグループホームの経営に携わっていましたので、そのご苦労は手に取るようにわかります。

世間は医療現場における壮絶な戦いぶりに目が奪われがちですが、介護現場でも、それに勝るとも劣らない困難が山のようにあるのです。

政府の助成も、医療には手厚いけれど介護には…。確かに命に直結する医療が優先にならざるを得ないとしても、医療だけでは真の意味で一人の患者を支えることはできません。

かつては医療現場=医療+介護+薬だった。それらが今は分業体制になっただけで、本質的にはこれら3つは不可分なのですから。

今日も介護・医療現場のスタッフの皆さんへ感謝しつつ、今秋、あらためて面会が実現することを願っています。