生命保険には配当金を受け取れるものがあります。この配当金とは保険会社が計画以上に運用益を出した場合、その剰余分を契約者に還元するという主旨のもので、保険会社のほうで相当額を積み立てて運用してくれます。
私の加入している保険も配当金が受け取れるタイプでした。しかし、社会人になったばかりで、当時の職場に出入りしていた「保険のおばちゃん」に勧められるままに加入したものですから、細かい内容には無頓着。
更新の度に、保険料や保障内容にはしっかり目を通し必要に応じて変更してきましたが、「おまけ」みたいな配当金については特に注意を払ったことはありませんでした。
ただ、ここ何年もの間、無配当が続き、これまでの積立金はほぼゼロ金利で運用されている状況であることはずっと気になっていました。
昔は、配当金が出て積立額が増え、金利もつきますので積立預金のような状態だったのですが今では、単に保険会社にお金を置いてあるだけという状態なのです。
配当金は満期まで積み立て、保険金と一緒に受け取る予定の方が多いと思いますが、この配当金は途中で引き出すことも可能。
そこで、先日、配当金をすべて引き出しました。僅かな金額ではありますが、お金を遊ばせておいても仕方ないからです。
それに、保険金と同時に受け取ると課税されますが、契約期間中に引き出せば原則非課税なのですから、なおさらです。
皆さまも一度ご自身の保険について配当金の状況を確認されることをお勧めします。たぶん、保険会社でお金が遊んでいるというケースが多いのでは。