大長今

大長今

久しぶりに韓国ドラマにハマっている。BS日テレで放映中の『宮廷女官チャングムの誓い』(大長今/대장금)だ。

韓国ドラマを見るのは『冬のソナタ』が日本で大ブレイクし「韓流ブーム」で盛り上がった頃以来。

ちょうどその頃、私はその韓国に駐在していたので、韓国語の勉強にもなるという大義名分のもと、かなりの数のドラマを見た。もう20年近く経つのか…。

三角関係、交通事故、記憶喪失…、韓ドラはワンパターンだ。それに、日本の連ドラが10話程度なのに対して韓国のそれは16話以上と長い。でも、飽きないし、面白い。

そこにはきっと、「水戸黄門」と同じ原理が作用しているのだろう。つまり、(水戸黄門で言えば)善人は必ず救われ、悪代官は懲罰を受けるワンパターン。だから、視聴者は安心して見ることができ、心に楽しむ余裕が生まれるのだ。

当時、大長今が日本でも大ヒットしたのは知っていたが、韓国ドラマに食傷気味で見ず仕舞いだった。

全54話のうち先週で30話まで終了。現在とは比較にならない封建的な男社会の中で、見事な活躍を見せる長今(チャングム)から目が離せない。