前日たまたま新聞広告でみた某ビジネス誌の特集につられて書店へ出かけた。早速手に取り、買おうか買うまいか迷いつつ、パラパラとページをめくる。
興味深い記事は僅か４ページ。これなら図書館で読み、必要な部分はコピーすることにした。ただし、発売日の翌日だからまだ書架に出ていないかもしれない。
雑誌コーナーへ足早に向かった。案の定、無い。まぁ、せっかく来たから隣にあった間もなく廃刊となる週刊誌でも読んでいこうと手に取った。
その瞬間「ガタガタガタ！」と大きな音。アクリルのホルダーにセットされ（つまり最新号）、これから書架に配置されるのを待つ雑誌が机の下に崩れ落ちたようだ。
全部で１０冊ほどだろうか、スタッフが慌てて拾い上げ、ショッピングカートみたいな籠に入れ、配架をはじめた。この中にお目当ての雑誌があるのでは？
自分は図らずもいいタイミングで来館したのかもしれない。配架されるなら今だろう。期待は確信に変わる。
私は同誌のラックの前を陣取り、バックナンバーを探すフリをしながらショッピングカートが来るのを待つこと１分。最新号がストンと小さな音を立て、目の前の棚にピタリと収まった。今日はツイてる。