昨日、老健に入所して2週間あまりの父が再び入院することに。血中酸素濃度が上がらないので肺のCTをとったところ気胸の疑いということで、区内の総合病院に救急搬送されました。
あいにく私が外出中で電話の着信にすぐに気付かず、その間に連絡をうけた妻が仕事を早めに切り上げて病院に駆けつけてくれました。
私は救急外来の待合室で妻に合流。この病院は以前に彼女が看護師として勤務していたこともあり、普段にも増して心強い限りです。
ところで、気胸という病気は私自身もあまり詳しくは知りませんでした。前に娘から「嵐の相葉くんが気胸になったことがある」と聞いた程度ですが、要するに肺に穴があくのです。
気胸(ききょう)とは肺から空気がもれて、胸腔(きょうくう)にたまっている状態をいいます。空気が漏れてたまっても、胸は肋骨があるために風船のように外側に膨らむことはできません。その代わり、肺が空気に押されて小さくなります。つまり、肺から空気がもれて、肺が小さくなった状況が気胸なのです。
東京慈恵会医科大学付属柏病院ホームページより
父のCT画像を見せてもらったのですが一目瞭然でした。片方の肺が空気の抜けた風船のように小さくしぼんでいます。
これはさぞかし息苦しいのではないかと思いきや、診察後に面会した父はいたって元気。久しぶりに我々の顔をみて余程嬉しかったのでしょうか、ものすごく「ハイ」に。
こちらが制してもおしゃべりが止まらず、心電図を取ろうとしている看護師さんを困らせるは、鼻歌を歌い始めるはの大興奮。たぶん認知症のほうも進んだのでしょう。
入院は一週間程度となる見通しで、その間に自然治癒か、薬で穴を塞ぐか、手術するかになるとのことでした。
老健に入ってやっと落ち着いたと思ったところで、しかも年末ギリギリのタイミングにまたしても事件というわけですが、とにかく大事に至らなくてなによりでした。
老健スタッフの皆さん、そして病院の先生、看護師さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。